ガンダムウォー通信 - コラム / GUNDAMWAR
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コラム

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第15回 「2008年 GWチャンピオンシップ(第1期)デッキ傾向」
2008年度GWツアーも仙台・広島・札幌・大阪と終了しました。
今回のGW通信では、これまで開催された4大会の結果データを元に、環境考察を行いたいと思います。
名古屋・福岡・東京の残りの大会は「DXタクティカルスターター」が使用可能な新たな環境となりますが、これまでの大会の結果は今後の大会傾向の指針となるはずです。
● 青系デッキ
部隊編成「ガンダムデッキ」
2007年度GTでも人気デッキの一つであった「ガンダムデッキ」が、これまでのチャンピオンシップ大会で最も多くの入賞者を出す事ができました。
このデッキは「ガンダム」(U-347)をプレイし、「ガンキャノン(108号機)」(U-346)等の対戦相手にとって非常に処理しづらいユニットを展開し、攻撃を行うデッキです。
今回の大会では「部隊編成」(O-95)でさらに戦闘力、展開力を強化し、「火急の措置」(C-101)で1ターンでも早く「ガンダム」をプレイするタイプが多く見られました。
また、緑や、黒といった他の色と混ぜたパターンもあり、その中でも黒を合わせ「報道された戦争」(C-7)等の手札破壊を追加したタイプは大阪大会で多くの結果を残しています。

このタイプのデッキの「報道された戦争」の使い方としては「ガンダム」展開後にプレイし優位な状況を決定的にしたり、場合によっては「ガンダム」が場に出ていない状態でもプレイし対戦相手のゲーム展開を妨害した上で、青のドローカードを活用する事で後から「ガンダム」を引くというプレイも可能です。

「青単色デッキ」
大会全体を見ても使用率は「ガンダムデッキ」に大きく差がついてしまいましたが、「青単色デッキ」も広島大会で入賞しています。
このデッキは「アムロ・レイ」(CH-197)をユニット展開のキーとし、「ガンダム6号機(完成形態)」(U-301)や「リック・ディアス(アムロ・レイ機)」(U-263)を場に出し、その高い戦闘力と展開力を生かし勝利する攻撃寄りのデッキタイプでした。

「Sガンダムデッキ」
「Sガンダムデッキ」は「コア・ベース」(U-83)が制限カードとなりましたが、現在の展開が速い環境の中で、「コア・ブロック・システム」(O-131)を中心とした防御の硬さや、うまくパーツが揃った時の高速合体は依然として強力で入賞者を出しています。
大会環境的には青デッキの比率も高く、オペレーション破壊の危険性は高かったのですが、「Sガンダムデッキ」自体の使用率の低さから、警戒されていなかった所も入賞の理由の一つと言えるでしょう。

「青中速デッキ」
CS大会では「赤緑00デッキ」や「シャアデッキ」、「ガンダムデッキ」等の展開の速いデッキの使用率が高いため、そういったメタゲームを合わせる形で「青中速デッキ」は「ガンダムNT-1(チョバムアーマー装備)」(U-308)や「ガンダム(スーパーナパーム装備)」(U-341)といったカードが使用されていました。
特に「ガンダム(スーパーナパーム装備)」はゲームから取り除く効果であるため、「ガンダムデッキ」に対しても非常に効果的です。

「青ウィニー」
大阪大会において久しぶりに「青ウィニー」が入賞しました。
デッキパターンとしては「シロー・アマダ」(CH-175)等を中心とした、攻撃型のデッキですが「ガンダムF91(ハリソン機)」を採用し、本国への直接ダメージを与えるコマンドのようにプレイする事も可能となっていました。
ウィニーデッキの序盤のスピードは「ガンダムデッキ」「赤緑00デッキ」よりも早いため、その時点で得たダメージアドバンテージを活かし、最終的には「ガンダム試作1号機フルバーニアン」(U-322)で勝利する事ができます。

●青系デッキの入賞者人数
(大会名下の()はGT権利獲得人数)
  仙台大会(16) 広島大会(14) 札幌大会(12) 大阪大会(36)
ガンダムデッキ 5 2 4 7
青単色デッキ 0 1 0 0
Sガンダムデッキ 0 0 1 1
青中速デッキ 1 0 0 1
青ウィニー 0 0 0 1
● 緑系デッキ
シャア専用ゲルググ「シャア専用デッキ」
CS大会の中でも「ガンダムデッキ」に次ぐ人気と入賞者を出したデッキタイプです。
特に大阪大会での使用率と入賞率の高さは目を見張るものがあり、以前から速攻タイプのデッキを得意とする関西プレイヤーの真価を発揮したと言えるでしょう。

デッキの形としては2007年度GTで登場したタイプと、「ガンダムデッキ」の流行により「赤い彗星」(C-129)の重要度が上がった為、「シャア専用ゲルググ」(U-320)が12弾の打点重視タイプから、最新弾のダメージコマンド重視のタイプに変更されているものも多くありました。
また、大阪大会では「女スパイ潜入!」(C-4)も採用され、同型のデッキのみならず、「赤緑00デッキ」や「ガンダムデッキ」などにも効果を発揮していました。


「赤緑00デッキ」
2007年度GTでは「ブリッツクリークデッキ」としてGT優勝の栄冠を勝ち取ったデッキタイプですが、「ブリッツクリーク」等のキーカードが制限、メンテナンス中カードとなり大幅にパワーダウンするかと思われました。
しかしながら、2国力を発生する「ギレン・ザビ狂信派(G-16)」の代わりにクイックを持つ「ザビ家支持者」(G-12)を元にほとんど形を変えることなく、「赤緑00デッキ」として入賞者を出す事に成功しています。
ただし、「シャア専用デッキ」にはもともと不利なところがあり、大阪大会の結果を見ると今後の緑系デッキに「女スパイ潜入!」が採用される可能性も高く、デッキの展開力にブレーキがかかるかもしれません。

「緑中速デッキ」
2007年度のCS予選において、最も使用率が高かったデッキタイプがこの「緑中速デッキ」です。
「サイクロプス隊デッキ」の流行と共に、大会で見ることの少なくなったデッキタイプですが、
「AEUイナクト(デモカラー)」(U-004)や「シャア専用ゲルググ」による強化。
また、「ガンダムデッキ」の流行による「赤い彗星」等のダメージを与えるコマンドカードを多数投入できる事から、注目を集め、その結果入賞デッキとなりました。

「緑ウィニー」
「青ウィニー」と同じように、久しぶりに上位入賞を果たしたデッキタイプです。
デッキの形としては「ゾゴック」(U-319)等の20弾の特殊効果「水」を持つ軽量ユニットを中心とした構成で、攻撃力の底上げに「ガイア」「オルテガ」「マッシュ」(CH-61・62・63)や、「統率力」(C-128)が採用された、一見すると「水デッキ」に近い形ですが、昔ながらの打点重視の「緑ウィニー」と言えるデッキでした。

「辣腕デッキ」
このデッキは回復カードと「結婚式」(O-32)のコンボで多くのカードを引き、そのまま「辣腕」(C-91)を「星の鼓動は愛」(SPC-17)で何度もプレイする事で、ほぼ無限に追加ターンを得て最終的には「私の戦争」(C-1)で勝利するデッキです。
デッキに占めるドローカードの割合が非常に高く、一度「辣腕」がプレイされるとほぼ、止めることはできなくなるでしょう。現環境は速攻デッキ寄りになっているため、このようなコンボデッキに対しての対策は軽視されている事も結果に繋がった理由の一つと言えるでしょう。

●緑系デッキの入賞者人数
(大会名下の()はGT権利獲得人数)
  仙台大会(16) 広島大会(14) 札幌大会(12) 大阪大会(36)
シャア専用デッキ 2 0 1 8
赤緑00デッキ 1 2 2 2
緑中速デッキ 2 1 0 2
緑ウィニー 0 0 0 1
辣腕デッキ 1 0 0 0
● 黒系デッキ
ザンスパイン「黒重速デッキ」
このデッキの歴史は古く、11弾で当時最強の6国力ユニットといわれた「ゴトラタン(メガビームキャノン装備)」(U-Z54)や「ハンブラビ(ヤザン・ゲーブル機)」(U-93)を中心とした、当時の強力デッキの一つでした。
今回入賞したデッキはそういったカードは入っていませんが、デッキの基本の動きとしてはそのままで「御しえぬ野心」(O-38)でカードを引き、そのデメリットを「モルゲンレーテ」(G-9)で回避しながら、「サイコガンダム」(U-156)や「ゼグアイン(ジョシュ・オフショー機)」(U-170)で場を制圧する形でした。
「サイコガンダム」「ゼグアイン(ジョシュ・オフショー機)」は共に、マイナス修正や、ゲームから取り除く形でユニットを除去するため「ガンダムデッキ」に対し強いカードです。

「緑黒輝きデッキ」
2007年度から人気デッキタイプの一つである「緑黒輝きデッキ」は、ゲーム展開の速い今の環境に合わせ、「ガンダムエクシア」(U-001)だけでなく「ガンダムヴァーチェ」(U-004)といったダブルオーユニットを多く採用し、「魂の輝き」(C-4)だけに頼らない防衛網を作り、場のコントロールを得る形となっています。

「青黒タイタニア」
今回のような展開の速い環境では不利なデッキタイプではありましたが、入賞したデッキは「ガンダムエクシア」等のダブルオーユニットを投入し、相手のスピードに合わせる事も可能となっていました。
また、使用率の高い「ガンダムデッキ」は基本的に4ターン目からの動きなので、「Z計画」(C-26 )などで、相手の展開より先に「タイタニア」(U-107)をプレイし勝利する事も可能です。

「黒ウィニー」
「青ウィニー」「緑ウィニー」に続き、「黒ウィニー」も大阪大会で入賞しました。
このデッキは軽量ユニットの展開力と「報道された戦争」等の手札破壊カードを非常に多く投入し、 相手のしたい事をさせないデッキとなっています。
「ガンダムデッキ」はキーカードである「ガンダム」を手札から廃棄されるだけで厳しい戦いになるでしょう。


「ザンスパインデッキ」
入賞したデッキは赤と黒で組まれており、「因縁の鎖」(C-32)でジャンクヤードを一気に増やし、「捕獲兵器」(C-9 )で場に出した「ザンスパイン」(U-Z74)のテキストをプレイし、ジャンクヤードの「ラゴゥ(アンドリュー・バウドフェルド機)」(U-S50 )等のテキストを得る事で、一撃必殺のダメージを敵軍本国に与えるコンボデッキです。
また、「ザンスパイン」とのコンボカードでもある「ガンダム(ラストシューティング)」(U-321)自体も「因縁の鎖」とコンボになっており、「ザンスパイン」と「ガンダム(ラストシューティング)」の二つのコンボを内蔵したデッキでした。

●黒系デッキの入賞者人数
(大会名下の()はGT権利獲得人数)
  仙台大会(16) 広島大会 札幌大会(12) 大阪大会(36) 
黒重速デッキ 1 0 0 0
緑黒輝きデッキ 0 2 1 3
青黒タイタニア  0 1 0 0
黒ウィニー 0 0 0 1
ザンスパインデッキ 0 0 0 1
● 赤系デッキ
カロッゾ・ロナ「赤黒コントロールデッキ」
広島大会や札幌大会で結果を残した形は今までと同様に、「核の衝撃」(C-1)や、緑を混ぜることで「魂の輝き」と言った、カードで場を一掃し、その後大型ユニットで勝利するタイプでした。
しかし、大阪大会で入賞したタイプは、ダブルオーユニットを多く投入する事で、ユニットによる場のコントロールを重視して作られており、「核の衝撃」等を無くし、コントロールデッキというよりも「完封」(C-6)等のカウンターを搭載した、攻撃型デッキに近くなっています。
また、ダブルオーユニットはクイックを持つユニットが多いためか、「恫喝」(C-14)を搭載するタイプもありました。

「赤緑コントロールデッキ」
このデッキタイプは、これまでと同様に「一日の長」(O-98)や「密約」(C-7)で得たアドバンテージを活かし、相手の展開を遅らせて勝利するデッキタイプですが、「ガンダムデッキ」に対して有効な「光る宇宙」(C-84)を投入していました。
このタイプの入賞デッキの中でも広島大会の優勝者デッキは「ビグ・ラング」で最終的に「ガンダムキュリオス」(U-003)等の「高機動」ユニットによる攻撃すらシャットダウンする事が可能な形となっています。

「赤青00デッキ」
このデッキは「赤緑00デッキ」と非常に似た形でしたが、「地球侵攻作戦」の代わりに、「彼方からの来訪者」(C-3)といった除去コマンドや、「ガンダムデッキ」のチーム効果を無効にする事ができる「刹那・F・セイエイ」(CH-001)と言った優秀なキャラクターを搭載し、ユニット同士の戦闘を重視した形となっています。

●赤系デッキの入賞者人数
(大会名下の()はGT権利獲得人数)
  仙台大会(16) 広島大会(14) 札幌大会(12) 大阪大会(36)
赤黒コントロールデッキ 0 1 2 2
赤緑コントロールデッキ 0 2 0 0
赤青00デッキ 0 1 0 0
● 茶系デッキ
風雲再起「赤茶パトゥーリア」
デッキの傾向としては今までと大きな変化はありませんが、このデッキもメタゲームの変化に合わせ、形を変えています。
特に大阪大会で準優勝したデッキは、非常に今の環境に合致した調整が行われていましたのでご紹介します。

まず、「嫉妬」(C-47)等のコストの安いカウンターカードの追加です。
これにより「赤緑00デッキ」等の序盤の猛攻に対し、耐性をつけています。
次にキャラクター選択ですが、デッキの中心カードである「マリオン・ウェルチ」(CH-54)と言った「NT」の他に4国力以下のユニットに対して大きな効果がある「風雲再起」(CH-G35)も投入されています。
「ガンダムデッキ」「赤緑00デッキ」「シャア専用デッキ」は全て4国力以下のユニットが中心のデッキですので非常に効果的です。
上記のようにメタゲームの変遷にあわせてのデッキ改良で、良い結果を残すことに成功したのだと思われます。

「黒茶輝きデッキ」
「黒茶輝きデッキ」は2006年度の公式大会に登場して以降、非常に長い間使われているデッキタイプです。
「ガンダムデッキ」の登場により、「魂の輝き」が万能リセットカードとは言えなくなってしまいましたが、新たに「サイコガンダム」(U-135)や「タイムリミット」(O-80)を投入する事で、耐性をつけています。
場を一掃した後の「マスターガンダム」(U-G14)による対戦相手のカードプレイ制限は今でも非常に強力です。

「第7次宇宙戦争デッキ」
「ガンダムデッキ」等の速攻型デッキの多い現在の環境では、本国へのダメージに耐性のあるこのデッキはかなり強い部類に入るデッキタイプといえます。
G破壊に対しては若干不利な点はありますが、それ以外の速攻型デッキに対しては「一時休戦」(C-5)等のカードで本国を守る事で、余裕を持って「第7次宇宙戦争」(C-X9)まで繋げる事ができるでしょう。

「黒茶MFデッキ」
今回入賞した「黒茶MFデッキ」は4国力から6国力のMFを持つユニットで組まれた中速のデッキです。
ユニットは「マスターガンダム」や「シャイニングガンダム(スーパーモード)」(U-G44)を中心とし、攻撃よりも場の制圧に主眼が置かれた「黒重速デッキ」に近い形と言えます。
また、このデッキは「風雲再起」による現環境に多く居るユニットへの耐性と、「天使たちの昇天」(C-Z31)の採用による、一方的なユニット除去が可能となっています。
また、「天使たちの昇天」はゲームからの取り除きになるため「ガンダムデッキ」にも耐性があるのもポイントでした。

●茶系デッキの入賞者人数
(大会名下の()はGT権利獲得人数)
  仙台大会(16) 広島大会(14) 札幌大会(12) 大阪大会(36)
赤茶パトゥーリアデッキ 1 0 0 2
黒茶輝きデッキ 0 0 0 1
第7次宇宙戦争デッキ 0 1 0 1
黒茶MFデッキ 1 0 0 0
● 白系デッキ
スターゲイザーガンダム「白中速デッキ」
GT以降の公式大会では使用率の下がっている「白中速デッキ」ですが、このデッキもメタゲームに合わせて改良すれば、結果を残す事が可能なデッキと言えます。
仙台大会の入賞デッキはメインデッキに「スターゲイザーガンダム」(U-S150)や「ムルタ・アズラエル」(CH-S121)等を投入し、「ガンダムデッキ」等の速攻型デッキへの耐性を付けています。

●白系デッキの入賞者人数
(大会名下の()はGT権利獲得人数)
  仙台大会
(16)
広島大会
(14)
札幌大会
(12)
大阪大会
(36)
白中速デッキ 1 0 0 0
● CSのメタゲームの流れ
ガンダムエクシア(セブンソード)2008年度チャンピオンシップ大会は主に、「ガンダムデッキ」「赤緑OOデッキ」「シャア専用デッキ」の三つの速攻型デッキを中心に動きました。
最終的な大阪大会の結果では、その中からスピードと「赤い彗星」と言った環境にあったカードを持った「シャア専用デッキ」が一つ頭を抜け出した形となりました。

名古屋大会からは「DXタクティカルスターター」の使用が解禁され、また新たな環境になります。
特に「グラハム専用ユニオンフラッグカスタム」(U-009)や「ガンダムエクシア(セブンソード)」(U-006)等の強力ユニットはメタゲーム環境に大きな影響を与える可能性が高いと言えます。

残る大会は名古屋、福岡、東京となりますが今後の環境で、どういったデッキが活躍するのかは興味が尽きないところです。

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